アトリエアトリについて


アトリエアトリは2021年10月に山梨県で創業いたしました。屋号の「アトリエアトリ」は私の名前からとり、皆様に覚えてもらいやすいようダジャレで決定しました。カタカナ表記で高齢者にも認識してもらいやすく、「あとりちゃん」と気軽に名前で呼んでほしいという願いを込めています。

ロゴのお花は、すべて異なる色の花びらで1つのお花ができており、それぞれ異なる状況のお客様に、「役に立ちたい・喜んでいただきたい」という1つの気持ちでお応えするという意味が込められています。

私[末永あとり]について


配達・お手伝い・ご報告、すべての対応をさせていただきます。[末永あとり]と申します。山梨県笛吹市出身の1994年生まれの27歳です。
あとりは本名で、実際にいる渡り鳥の”あとり”が名前の由来です。県外の大学へ進学しましたが、渡り鳥のごとく(!?)ふるさと「やまなし」へUターン就職、そして創業にいたりました。幼い頃は犬4頭・ヤギ2頭・鶏200羽などを飼い、畑と田んぼをやり、ほぼ自給自足の生活をしていました。

学生時代は、オリンピック種目に採用されて話題の”スポーツクライミング”で山梨県・日本の代表として競技していました。競技をしているときは、多くの山梨の方に応援・ご支援いただきました。今度は私が山梨県民の方の支えになりたい!という思いから新規事業の立ち上げを決断いたしました。


【資格】

高齢者傾聴スペキャリスト

カラーコーディネーター

スポーツクライミングコーチ

(新型コロナウイルスワクチン2回接種済み)


【競技歴】

2009〜:11年連続国民体育大会山梨県代表

2008〜2011年:日本ユース代表

2011〜2013年:日本代表

(ワールドカップ・世界大会で世界10カ国へ遠征)

サービスを考えたきっかけ


このサービスを考えたきっかけは、新型コロナウイルスの流行です。
私の母方の祖母は東京に住んでいます。新型コロナウイルスが流行する直前に祖父がなくなり、祖母は1人暮らしになりました。母は一人っ子なので、寂しがる祖母を心配して毎週末のように東京へ様子を見に言っていたのですが、新型コロナウイルスの流行で県をまたいだ移動が制限され、それもできなくなりました。せめてテレビ電話で顔が見れたらと思ったのですが、ショートメールがやっとな祖母に、ZoomやLINE電話なんてとても使いこなせませんでした。何度も電話でやり方を説明したのですがわからず、パソコンやスマホに強い友人もいなかったようで、結局電話代を気にしながらも電話をしていました。
コロナだけでなく、様々な事情で帰省できない方がいらっしゃると思います。アトリエアトリが実施したアンケートによると、両親と県をまたいで居住している方は帰省頻度が1年に1度程度またはそれ以下の人が46 %を締めています(両親と同県内に居住の方は0%)。また、帰省に対して「仕事が忙しく休みが取れない」「連休が取れない」「交通費などの費用」「どう接すればよいかわからない」というハードルを感じていることがわかりました。離れているとどうしても帰省へのハードルは高くなり、コミュニケーションも希薄になるのではないでしょうか。

左から祖母・私・母

アトリエアトリの願い


東京から山梨県へ移住した母も、結婚を機に実家を出た私自身も、自分自身の人生を送るための選択をしましたが、本心では”両親が心配”です。けがをせず元気にしているか、寂しくしていないか、困っていることはないか、など心配事はつきません。
本来ならば、お子様が帰省できるのが一番です。アトリエアトリが実施したアンケートでも、帰省に対する気持ちという設問で、一番回答数が多かったのは「喜んでくれていると感じる」でした。しかしながら、時間や距離、現在のような社会状況で、なかなか実家に帰れない人はとても多いのではないかと思います。また、高齢者の方も”子供には迷惑をかけたくない”、”子供には自分の人生を送って欲しい”という優しい理由から、素直に頼ることができないと思います。介護/医療ではサービス範囲外になってしまうような困りごと、ちょっと助けてほしいいこと、話し相手を必要としていても、どこに頼めばよいかわからず我慢している例が多くあります。

目指すべきもの


私のふるさとである山梨県芦川町は”限界集落”といわれ、町民の高齢化、働く場所を求めて引っ越していく若者の姿を身近に見てきました。少子高齢化や核家族化などの社会問題がいわれて久しいですが、近年叫ばれている国連加盟193か国が2030年までに達成することを目標に掲げた、持続可能な17の開発目標であるSDGsによって、多くの企業・人々が問題を共有し解決しようと動き出しています。
SDGsの目標のなかに、3:すべての人に健康と福祉をという目標があります。このサービスを通して、高齢者のQORの向上、心身の健康の維持、介護/医療ではカバーしきれないお困りごとの援助を実現し、少しではありますが、この目標に寄与することができると考えています。また、直接的ではありませんが7:エネルギーをみんなに、そしてクリーンの目標にも、本来車などを利用し帰省するときに排出していた排気ガス抑制することで力になれると思います。